上田 恵美が Dusk Lab Blend を開いたのは2018年の秋のことです。長崎市の住宅街、坂の途中にある築40年の一軒家を改装した小さな店で、席数は10席だけです。開業前の一年間、上田はエチオピアとコロンビアの農園を訪ね、豆が育つ環境を自分の目で確かめました。その経験が、今の仕入れ方針の根っこになっています。農園の名前と顔を知っている豆だけを使う、というのが開業当初から変わっていないことです。
2021年の夏、常連のお客さんから「豆を家でも飲みたい」という声が増えたことをきっかけに、店内焙煎の豆を100g単位で販売し始めました。最初の一ヶ月は売れ行きが読めず、焙煎量の調整に苦労しました。今では週に一度買いに来る方が何人もいて、その方たちとの短い会話が、上田にとって豆選びのヒントになることも多いと言います。月に2回のワークショップも、常連さんの「自分でも淹れてみたい」という一言から始まりました。
代表
上田 恵美は長崎市内の喫茶店で10年間バリスタとして働いたのち、2018年に Dusk Lab Blend を開いた。コーヒーの基礎は大阪のスペシャルティコーヒー専門店での研修で学び、その後エチオピアとコロンビアの農園を自費で訪問したことが、豆の選び方への考え方を大きく変えた。店を開く前の一年間は、自宅の台所でロースターを回しながら焙煎の記録をノートに書き続けた。休日には近所の山を歩くことが多く、「山の空気と夕方の光が、自分のブレンドの基準になっている」と話す。
次の夕暮れどき、ここで一杯いかがですか。
→ご案内